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『#アルシュを語る』マツダケンさんインタビュー
お知らせ
2019.12.16
『#アルシュを語る』Twitter企画入選者、特別インタビュー。
アルシュ水彩紙をご愛用いただいているマツダケンさんに、アルシュついてのお話を伺いました。
アルシュ水彩紙をご愛用いただいているマツダケンさんに、アルシュついてのお話を伺いました。
--水彩との出会いについて教えてください。
4年ほど前になりますが、当時はデジタルで絵を描いていました。ところがヒグチユウコさんの作品に憧れ、ペン画をメインにアナログ作品を描くようになりました。その際に着色するには何がいいかと迷っていたところ、ペン画が潰れず鮮やかに発色する透明水彩に出会い、それ以来作品制作には欠かせない道具となっています。私の場合、ペン画で陰影をつけているので水分少な目で使用しますので、より色味が強く表現されるようです。
--アルシュ水彩紙との出会いについて教えてください。
私は絵を描くにあたっての知識が全くなく、透明水彩に出会ってから最初に知ったのが専用の水彩紙があるということでした。ですが正直なところ、紙にそんな違いがあるのか、と疑問に思っていましたので、当初は値段だけで比較的安価な水彩紙を選んでいました。その際にいつも見える、妙に値が張る水彩紙、、、というのがアルシュの第一印象でした。その後しばらく先に述べた水彩紙を使っていくのですが、絵の売り上げが出たので、一度も使わずに過ごしていては良いものも分からないと思い、アルシュに手を伸ばしてみました。
--アルシュ水彩紙の使い心地やアルシュ水彩紙を使う理由を教えてください。
私の場合は水彩のみならず、ドローイングペンも併用しますのでまずはそちらから。普段は細目300gを愛用しています。ざらつきが他者の細目より強く筆圧やペン先の強さなど調節が必要ではありますが、そのかすれがある意味自然な陰影に繋がっているような気がします。
本題の水彩使用時についてですが、まず発色が“良い”の一言に尽きます。この“良い”というのは鮮やかという意味というよりは彩度のまとまりがよく、とても深みのある色味になるという意味の方が強いです。私は苔や生き物を合わせたようなモチーフの作品を描くため、この深みというのが調和を作り、完成度をぐっと引き上げるように感じました。最近は特に日本的なモチーフを描く際に愛用しています。
本題の水彩使用時についてですが、まず発色が“良い”の一言に尽きます。この“良い”というのは鮮やかという意味というよりは彩度のまとまりがよく、とても深みのある色味になるという意味の方が強いです。私は苔や生き物を合わせたようなモチーフの作品を描くため、この深みというのが調和を作り、完成度をぐっと引き上げるように感じました。最近は特に日本的なモチーフを描く際に愛用しています。
--最後に一言。
私は作品のモチーフによって水彩紙の種類を変えたりもします。その中でアルシュは他の水彩紙では代用できない表現をさせてくれ、いい出来だなと思う作品はアルシュの場合が多いです。唯一無二の色を与えてくれるアルシュに今後もはまっていくのだと思います。
マツダケン
1990年生まれ、鳥取県米子市出身・在住。ペンと水彩を使って動物と植物の共生をメインテーマに制作を行う。美術経験が無いなか、感性と経験を頼りに、どうしたらより絵が生命力を発するかを課題とし、作品制作に努める。
2017年より東京・大阪を中心に展示活動を開始する。2019年4月より拠点を関東に移し、本格的に制作展示活動を行う。