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アルシュ水彩紙に裏表はあるの？

アルシュ水彩紙は、コットンの原料を水で離解させるタイミングで紙内部にサイジング材を投入し、さらに抄紙されシート状になった段階でゼラチンのプールに浸して紙の表面をサイジングしていますので、裏表両面が水彩絵具を使うのに適した状態になっています。

シートにはウォーターマーク（透かし）が入っており、このウォーターマークが正面に見える方が製造工程上での「表」となっております。

ただし、先述の通りの製造方法となっておりますので、裏も表もどちらも問題なく水彩紙としてお使いいただけますので、お好みの面で描画していただいて問題はございません。

紙の繊維を毛布の上に載せて水分を取るため、製造工程上の裏には布目が残る場合があります。
布目が見え、平滑に見える側が一般的には水彩紙の裏とされています。